キャラ立ちが素晴らしい
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月15日 22時48分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
この映画はストーリーがあって無いようなもん。もはやストーリーはどうでもいい。何度見ても全てのキャラが愛しい。「これぞ悪役!」というゲテモノ感漂うイモータン・ジョーのビジュアルが大好きだ。謎のカリスマ性のある彼が画面に映ると、思わずウォーボーイズ達と共に「イモータン!」と祈りを捧げてしまう。主演のトムハーディ演じるマックスはセリフこそは少ないものの、誰にも気を許さず獣のようだった彼が徐々にフュリオサたちに心を開いていき「人間味」が見られていく過程がとても良かった。シャーリーズ・セロン演じるフュリオサは丸坊主で煤けた顔にも関わらず強く美しく圧巻の美貌だった。ラストシーン、マックスに微笑むフュリオサの表情のなんとかっこいいことか!しびれる!!メインキャラのキャラ立ちはもちろんのこと、わき役のキャラ達の魅力もたくさんありすぎて困るほどだ。イモータンの仲間たち、人食い男爵や武器将軍は最高のイカレ具合だ。そしてそして、とても魅力的な5人の妻たち。彼女たちが画面に映るたびにあまりの美しさに「ほう、、」とため息をついてしまう。まさに砂漠のオアシスだ。
とにかくこの映画に関してはストーリーなんぞ全く考えずに見ればいいということを伝えたい。最高のエンターテイメントだ。この映画から何かを得たいとか、そんな小難しいことは考えなくていい。ジェットコースターに乗るときに「この経験から何かを得たい、自分の考えを深めたい」とかそんな小難しいこと考えないだろう?そういうことだ。この映画はジェットコースターに乗るようなもんだから。なにも考えずにいってらっしゃい!!!