壮大な映像美を追求した作品ではあるが
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月14日 21時22分
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総合評価:
2.0
数々の映画レビューでものすごく絶賛されていたので見てみました。3時間近くもあるので躊躇してましたが意を決して見たのでした。
最初の方は大変興味深く見ていたのですが、途中部屋にたまった砂をクーパーが見て「これは座標を指示している」となった辺りからだんだん興味が薄れていきました。
一体何故座標と思ったのかの説明が無いし、その座標をもとにその場所へ行ってみるとNASAで、しかもNASAは優秀なパイロットをたまたま探していた、そして偶然昔のよしみで即座にパイロットが決まってしまうというなんとも大掛かりなご都合主義。
しかもクーパーがとてつもなく宇宙の事に詳しい。
宇宙での映像美だけは本当に圧巻で、さすがノーラン!と思わせましたが内容がまるで追い付かないから感情移入はできませんでした。
後半に出てくる時空の歪みみたいで実は自宅の本棚の裏側という何ともな設定。しかもモールス信号を発信して、偶然にも娘のマーフが受信してしまうストーリー。
そして極めつけは博士が死ぬ間際に宇宙に行っても人類は救えないみたいなことを言うのですが、それを聞いた瞬間に、美しい長尺の映像美を追求した茶番劇と化してしまったのは返す返すも残念でした。
実はこの映画の最大の魅力は父と娘の壮大な親子愛のような気がします。そこだけは感情移入して見てました。
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