「宇宙とその時間が、壮大なスケールで描かれています。」インターステラー美猫さんの映画レビュー

インターステラー Interstellar

宇宙とその時間が、壮大なスケールで描かれています。

このレビューにはネタバレが含まれています

美猫

2021年5月18日 22時10分役立ち度：0人

総合評価： 5.0

先ずは世界が異常気象で食糧難に陥り、更に宇宙開発が嘘だったという、とても後退した未来のない感じになっている所が驚きでした。そして音楽も何か物悲しい雰囲気を漂わせ、その気持ちを増幅させてくれました。
主人公で元パイロットのクーパーの娘の部屋で起こる異変が始まりで、そこから物語の最後まで宇宙物理学に沿った様な展開なので、細部まで理解するのはかなり難解でした。
土星のそばに現れたワームホールは自然には出来ないとの事なので「誰か」が人類を助けるために開いた事、クーパーが最後にたどり着いた多次元空間を開いてまた閉じたのは「誰か？」と、何度見ても私には謎が解けない部分も多かったです。
しかし、人類の移住可能な星を見つけるため水の星・氷の星と探検をする様子、宇宙船での事故なども壮大なスケールで描かれていて、重力の謎を解明して行く様子なども含めて、物理が苦手でも十分楽しめる内容でした。
ブラックホールの映像やその多重空間の様子など、「よくぞここまで映像化してくれた」と感動の嵐でした。