孤独との闘いの半生
2021年2月8日 14時47分
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総合評価:
4.0
イギリスの世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの壮絶な半生を映画で描いています。ボヘミアン・ラプソディーと同じ監督で、主人公はLGBT、世界的ミュージシャンと取り上げる内容も似通っていることからよくボヘミアン・ラプソディーと比較されることが多いです。
虐待に近い放任、時には過干渉な母親に育てられ、自身がゲイだったこともあり、世界的に愛されるミュージシャンにも関わらず孤独との闘いの半生だということが良く分かります。孤独が故、試し行動を繰り返し唯一の理解者であった友人のバーニーから距離を置かれるところは痛々しく見ていられません。より有名になり、ライブ会場が大きくなるにつれてどんどん派手な衣装を着用するのは、彼の孤独とサービス精神が故なのだと思いました。
爽やかな青年のタロン・エガートンが見事にハゲてエルトン・ジョンを演じています。歌もとても上手で聞き入ってしまいます。特に名曲Your songが出来上がっていく過程は鳥肌が立って感極まってしまいました。