恐怖感が物足りないシーンあり
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年2月6日 17時21分
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総合評価:
3.0
犬鳴村と呼ばれるダム建設のために沈んだ村人たちの呪いによって人々が殺されていく。序盤は心霊スポットで有名な村という程度で呪いや村の詳細などは分かっておらず、若いカップルが動画の撮影で訪れたことから始まります。幼い頃から不思議な能力を持った奏が殺された明菜と犬鳴村を調べていくことで、背景にある村の悲劇と自分に隠された秘密が明らかになっていきます。
呪われた人に起こる現象が不気味で殺され方にも恐怖感があります。映画独特の映像による怖さと心霊スポットにまつわる怖い話が混ざっていてホラー映画として楽しめる作品だと思います。そういったシーンや呪いの設定は楽しめたのですが、村人の亡霊や奏の母の様子がおかしくなる描写などは、映像としての怖さが物足りないように感じました。好みによるのかもしれませんがリアリティに欠けているように見えてしまい恐怖感が引いてしまうシーンがあった点が少し残念です。それ以外のシーンは怖さを楽しめると思います。