サスペンス要素も入っている深海パニックホラー!
2021年5月25日 22時24分
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総合評価:
4.0
本作は、撮影技師としてのキャリアを有するウィリアム・ユーバンク監督の、本作が長編映画としては3作品目にあたる深海パニックホラー映画でサスペンス要素も入っています。主演は「トワイライト」シリーズで有名なクリステン・スチュワートです。他にも「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェシカ・ヘンウィックや、「ブラック・スワン」のヴァンサン・カッセルも出演しています。
物語の舞台は、世界で一番深い海であるマリアナ海溝で、そこで繰り広げられるモンスターパニック的な内容になっています。
80年代から90年代かけてたて続けにでた、「アビス」、「ザ・デプス」、「リバイアサン」に世界観というか作風が似ています。ただ本作の特徴としては、よりサスペンス要素が強い感じなので、単なるモンスターパニックでは終わっていない感じの作品になっています。深海という閉ざされた空間で、正体不明の生物が襲ってきて、仲間が一人一人殺されていき、じわじわと恐怖感が伝わってきます。相手がどのような者なのか、なかなか分からないのが観ていてとても怖いです。また人間ドラマのシーンがほとんどないので、最初から最後までずっとパニックシーンを堪能できます。本作では、特撮とセットを混ぜて撮影されているので、CGとはまた違うリアリティを感じられました。モンスターパニック系の映画が好きな方なら絶対に楽しめる作品だと思います。