日本語タイトルはよく分からないけど。。。
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年6月26日 17時39分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
LGBTQ、移民問題、宗教、恋愛とか結構深刻なテーマを取り上げている映画なんだけど、コメディタッチのティーンムービーに落とし込んでいて、割とカジュアルに観れる作品だと思います。
でも、じっくり観るとほんとに胸が苦しくなるし、色々なことを考えさせられる。「愛」とは単に美しいものってことじゃなくて、傲慢でおぞましい所だって実際はあるし相手を傷つけてしまう時もある。それでも人は「愛する」(この場合は異性間とか恋愛とかに囚われない人間愛)って行為に惹かれてしまうし、素晴らしいよって事を描いてて、見終わった後、色々な感情が出てきて胸がいっぱいになりました。
カズオイシグロとかサルトルとかもっと知ってたらもっともっと深く作品を知れると思うので、もっと勉強して何度も観たいと思いました。そして、観た人達と色々語りたくなりました。
最後の列車で別れるところが途中出てくる映画のシーンと被ってて、主人公が号泣するシーン、ポールとエリーのお父さんが一緒に料理作りながら仲良くなるシーン、エリーとアリスターの温泉のシーンとか全てのシーンが愛おしい。大好きな映画です。