実話と知り、とても悲しかったです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月27日 13時55分
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総合評価:
4.0
ショーパブで歌やダンスを踊って働いているルディと、検事局で働いているポールが出会い恋人になる所から映画が始まります。
2人は同性愛者でポールは自分が同性愛者である事を世間には秘密にして働いていました。
ある日、ルディが自分の住んでいるアパートの隣の部屋の音のうるささに耐えられず隣の部屋に駆け込んでいきます。そこには1人で寂しく暮らしている少年の姿が。
この少年はマルコといってダウン症があります。家には母親と2人で暮らしていましたが、母親は麻薬の使用で警察に捕まり帰ってくる事はありません。
この事を知ったルディとポールは、マルコを自分達2人で育てようとします。しかし、法律や世間の目が簡単にはそうさせてくれません。
マルコを施設に預けようとする家庭局のスタッフと、絶対にマルコにそんな寂しい思いはさせないと願う2人の思いに感動します。
ハッピーエンドを期待していましたがラストは悲しい結末になってしまい、実話を元に映画にされたというのを見てとても悲しかったです。
血の繋がりはなくても2人のマルコへの思いが感じられ、とても良い映画でした。