泣けに泣いた
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月25日 16時37分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
言語学者で有名大学で教鞭を取っていたアリスは、
優しい夫や3人の子供達に恵まれ充実した毎日を送っていた。ある時から物忘れが始まり、それが頻繁に起こるようになって…。
知的で美しくチャートミングだったアリスが、若年性の認知症になってその不安と苦悩からやつれ果てていくんですね。変貌していく彼女を見ていて心が痛みました。途中から涙が止まらなくなりました。
ある時アリスは家でトイレの場所がわからなくなり、
パニックになって失禁してしまったり。これは辛い。
家族もショックですが一番辛いのは本人ですね。
認知症になっていろんな事が出来なくなってしまう
アリスを家族が支えます。家族もどんどん変わっていく
アリスを側で見ていてキツかったでしょうね。
アリスがまだ自分の事を話せる時期に皆の前で認知症の体験を話すシーンがあります。認知症の人はいろんな事を忘れるけど、一瞬一瞬を懸命に生きていると話します。感動しました。忘れてもその時々の感情はしっかり
残ってるんです。
アリスを演じたジュリアン・ムーアは実際に
認知症の方に会ったり念入りなリサーチをしたそうです。非常にリアルな演技でした。
認知症の方の気持ちや感情を理解するのに役立つ映画でした。