2度と観たくないサスペンス映画
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月29日 21時05分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
心がゲッソリする映画は色々とあれど、何度も何度も、暴行されるのを観るのは、正直しんどい。
それが、自分の娘を誘拐した「かもしれない」人物なら、なおさら。
さっき笑顔で、近所の友達の家に遊びに行くと出ていった娘が、居なくなる。
その家の娘と一緒に。
まだ幼い娘を、血眼で探す2組の夫婦。彼らの前に笑顔の娘は何日、何週間も帰って来ない。
不審な男アレックス。
キャンピングカーにいたところ、逮捕するも、10歳程の知能ということで、釈放される。怒りが抑えられない父親が飛びかかり
「娘はどこだ!」
その問いに対して言った言葉に、背筋が凍ります。
もう彼らには、十分材料は揃った。
後は、絶対にしてはいけない料理をするだけ。
料理法は、各自で確認して下さい。
正義感の塊の警察官ロキに、カメレオン俳優のジェイク・ギレンホールが眉間にシワを寄せて、控えめに演じているのが、説得力がある。
声で分かったメリッサ・レオも怪演。
彼女の演技力と、役作りは、人間の汚れた部分を上手く出して来るので、出ていると知ると尻込みしてしまう。
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督、怖い。