「何回も見てしまう」ぼくは明日、昨日のきみとデートするぷーさんの映画レビュー

ぼくは明日、昨日のきみとデートする Tomorrow I Will Date With Yesterday's You

何回も見てしまう

このレビューにはネタバレが含まれています

ぷー

2021年2月28日 13時47分役立ち度：0人

総合評価： 5.0

1回目の始めのうちは、小松菜奈が急に泣き出すシーンが多いけれども普通のラブコメだなと言う印象でした。
しかし、小松菜奈が実は時間が逆に進んでいると分かった瞬間、全ての意味が分かって感動します。
最初の頃にあった急に泣き出すシーン、例えば初めて小松菜奈に会った時や手を繋いだシーン。
主人公目線では初めてのシーンは、時間が逆に進んでいる小松菜奈からすれば最後のシーンだったのです。
私的には、そのことが分かって泣くシーンも感動しましたが、小松菜奈からすれば時間が経てば経つほど主人公が自分のことを知らなくなっていくことや主人公が一番愛してくれている時に自分は主人公のことを知らないけど愛しているフリをしなければいけないと言う健気さに心打たれました。
1回目は主人公目線で、2回目は視点を変えて小松菜奈目線で見てみれば全く違った作品に移ります。
意味が分かった上で最初から見て観ると最初はよくわからなかった小松菜奈の表情や仕草が切ないものになってきてこれから先、同年代で一緒の時代に生きることはできないと分かっているからこその行動ということが分かってきます。
ラブコメでありながら新要素が多く新鮮な作品です。