お国の事情に振り回される人生って…
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年1月20日 20時22分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
フォレストガンプやグリーンマイルの名優トム・ハンクス主演の心温まる作品。
う~む ここでもやはりトム・ハンクスの好演が光っていますが、最初はちょっと足りない感じのトムに違和感バリバリに感じました。これは私だけなのかな?「クラコウジア~」と叫ぶトムに”この人は大丈夫なんだろうか?この映画最後まで見れるだろうか?”と序盤つまずきました。
でも逆況の中でも人ってあんな風にポジティブになれるものだろうか?まぁでも多少のご都合主義も、保安局のお偉いさんもなんであそこまで黙認してしまうのか?とか突っ込みどころは多々あるけど、話自体は退屈しないで見ることができます。
結局のところビクター(トム)の魅力溢れる人間性にどうしようもなく惹かれているんだよ。という落としどころに持っていきたいのは分かるのですがね。
アメリア(キャサリン・セタ・ジョーンズ)はとっても魅力的に見え、この映画に華を添えているのですが、本ストーリーとあまり関係性が無いように感じたのはちょっと痛い気がします。凄く綺麗に見えるだけに惜しいですね。
トムがNYに出るまでは、どうなっちゃうんだろう?と楽しく見れるのだが、ジャズクラブ以降の部分は全く不要な気がします。タクシーで出発して、後は皆さんの想像にお任せしまーす!といった感じでフェードアウトしたら美しいストーリーで終わったような気がして惜しいですね。
でも映像は美しくて、お国の事情で振り回される数奇な運命の人の良い主人公の設定とか暖かい気持ちにさせてくれる1本だと思います。
イメージワード
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