ターミナル
クーデターによって祖国が消滅してしまったヨーロッパのクラコウジア人、ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、アメリカの空港にて足止めを余儀なくされる。その足止めの期間は数か月にもおよび……。
このレビューにはネタバレが含まれています
大好きなトムハンクスさんが出演している映画なので興味深く視聴しました。彼がよく出演するラブコメとは異なり、ちょっと異色な映画ということを聞いて楽しみにしていました。実際に見てみると、確かに興味深かったです。トムハンクスさん演じる役どころは、アメリカ人ではなくちょっと訳のわからない国の人で、どうやら、彼の母国で紛争が起こって、アメリカへの入国規制がかかったとのことで、空港で足止めらしいのです。空港で足止めなんてあまり聞いたことがありませんよね。でも、トムハンクス演じる役者が、空港の中で生活し、彼の個性を生かして、空港の中で活躍し始める様子は見ていてとてもワクワクしました。そして、彼がちょっとお気に入りの女性を見つけて、彼女とデートする様子はとても面白かったです。実は、この映画の中でのトムハンクスさんが語る、謎の国の言葉はアドリブが多く、その中には、日本の関西弁の一説のようだと話題にもなりました。狙ったんですかね?その謎は、今でも不明です。
私はあまり興行的に有名な作品は、さほど好きではありませんでした。 本作も気にはなりつつも「ハリウッド映画的ノリなのだろう」とスルー。 試しに観てみると意外とよかったです。 主人公がニューヨークに訪れるも、母国のクーデターによりパスポートの権利が失効。 そこから「ターミナル」で待ち続けることになるわけですが……。 この物語は実話を元にしたものとのこと。 本作の主人公・ビクターは持ち前の明るさと機転で、ターミナルでの生活を乗り切っていきます。 母国語の観光ガイドブックと英語版のそれで、英語を学ぶシーンは「なるほどなぁ」と思いました。 全体的に「困難の中、明るく乗り切る」というハリウッド的表現が多いのが少しきになるところ。 実話のほうでは、主人公の男性はかなり気難しく、やがて精神を病み、体調も崩して病院に搬送されたとのこと。 実際のところ、このような極限状況に置かれた場合、ビクターのように生きることは難しいかと思います。 そういった意味では「ファンタジー」と捉えたほうがいいかもしれません。
ターミナルはラストまで見てようやく、えー、そうだったのかあ。。と感動できる。つまらないと感じるかどうか。ラストは空港から出ることができる日が訪れるのだけれど、そこで主人公の目的をどう解釈するかは見ている人次第という映画だと思う。トムハンクスの演技が好きで見たものの、途中の経緯はつまらないと感じていた。女性と出会ったり、妙な連中と出会ったり、生産的な出来事が一個もないんだから。 でも、ターミナルでのこうした退屈な日々を得て、外に出ることができたとき、主役のトムハンクス演じる男がそこまでする動悸を明らかにする。心が痛むような暖かいような、とてもいい話ですが、これは見る側が経験したり、感性の受け取り方もあると思う。トムハンクスは言葉少なめで不器用な役ながらも暖かい人を演じている。 映画グリーンマイルのように、見る側の感性に訴えるような、そんな作品だからラストまで見ることが重要です。
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