人間としての感性が磨かれる
2020年7月9日 15時15分
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総合評価:
3.0
ターミナルはラストまで見てようやく、えー、そうだったのかあ。。と感動できる。つまらないと感じるかどうか。ラストは空港から出ることができる日が訪れるのだけれど、そこで主人公の目的をどう解釈するかは見ている人次第という映画だと思う。トムハンクスの演技が好きで見たものの、途中の経緯はつまらないと感じていた。女性と出会ったり、妙な連中と出会ったり、生産的な出来事が一個もないんだから。
でも、ターミナルでのこうした退屈な日々を得て、外に出ることができたとき、主役のトムハンクス演じる男がそこまでする動悸を明らかにする。心が痛むような暖かいような、とてもいい話ですが、これは見る側が経験したり、感性の受け取り方もあると思う。トムハンクスは言葉少なめで不器用な役ながらも暖かい人を演じている。 映画グリーンマイルのように、見る側の感性に訴えるような、そんな作品だからラストまで見ることが重要です。