予想以上によかったです
2021年5月18日 13時07分
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総合評価:
3.0
私はあまり興行的に有名な作品は、さほど好きではありませんでした。
本作も気にはなりつつも「ハリウッド映画的ノリなのだろう」とスルー。
試しに観てみると意外とよかったです。
主人公がニューヨークに訪れるも、母国のクーデターによりパスポートの権利が失効。
そこから「ターミナル」で待ち続けることになるわけですが……。
この物語は実話を元にしたものとのこと。
本作の主人公・ビクターは持ち前の明るさと機転で、ターミナルでの生活を乗り切っていきます。
母国語の観光ガイドブックと英語版のそれで、英語を学ぶシーンは「なるほどなぁ」と思いました。
全体的に「困難の中、明るく乗り切る」というハリウッド的表現が多いのが少しきになるところ。
実話のほうでは、主人公の男性はかなり気難しく、やがて精神を病み、体調も崩して病院に搬送されたとのこと。
実際のところ、このような極限状況に置かれた場合、ビクターのように生きることは難しいかと思います。
そういった意味では「ファンタジー」と捉えたほうがいいかもしれません。