ラストが切ない。
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月21日 15時19分
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総合評価:
4.0
綾瀬はるかさんが演じる美雪が、現実世界に出てきた本当の理由。触れると消えてしまうという真実を知った坂口健太郎さん演じる牧野健司がとった行動とその後の人生がとても切なかった。
美雪が非常におてんばなので、健司の夢の邪魔ばかりして最初は少しイラっとしてしまったが、ちょい出しのデレでだんだん愛着がわいてくるキャラクター。
ガラス越しのキスが素敵だった。
モノクロの美雪に化粧品で色を付けていたが、雨の降る演出が多いのに化粧が崩れることがあまりなかった。(手の甲が少し落ちるくらい。)ばっちりメイクで現実世界に馴染みすぎていたように感じた。
もう少し映画の中のキャラクターであるということが強調される、またはほかの登場人物にばれてしまいそうになる、などの演出が欲しいと思った。
現実世界の様子は現代とは異なりレトロで、ヘアスタイルや衣装なども特徴的でかわいかった。個人的に北村一輝さん演じる後藤龍之介のキャラクターも個性的で面白かった。
悪い人物は一人も出てこないので笑って泣ける易しい映画だった。
イメージワード
- ・泣ける
- ・不思議
- ・切ない
- ・ロマンチック
- ・ファンタジー