最初から最後までパニック状態です。
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月8日 23時52分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
臨場感があるカメラをまわしている人からの目線ということでストーリーが進みますが、最初から見ていても、相手が何なのかわからないままパニックになる街や人混みが映し出されます。有名なシーンとしては、「自由の女神像」の首が飛んでくるシーンもありますが、得体のしれない「それ」は、大き過ぎてハンディカムにおさまっていないところが、余計に興味をそそられる作りになってます。ハッキリ言って、その恐怖から逃げ惑う人間ドラマといった単純なものだけれども、逆に答えがわからない分、不思議で仕方なく、いろいろ考えてしてしまうのが、この作品です。兎に角、ドキュメンタリーという視点を貫き通すので、緊迫感や恐怖心が伝わってくるかのような感じであると共に、ちょっと心拍数もあがってか疲れました。実際に、この発端となっている怪獣らしきものは、最後の最後で少しカメラにおさまるくらいしか映らないですが、それが良いのかとも思いました。好き嫌いがあるかも知れませんが、パニック映画としては面白く、謎が多いので見返したくなる映画です。