タイのおすすめ映画一覧

タイの農業地帯ロッブリー県で、農薬を使わない稲作を行なっている農家に密着した。74歳のソムヌックは、国民皆が健康だった頃の農業を取り戻そうと、無農薬栽培に挑む。彼のパートナーは3000羽のカモ。生後5ヶ月のメスの雛を引き取り、数ヶ月かけて訓練する。7階建てのカゴを載せた「バス」でカモたちを運び、水田に放つ。カモは田んぼで古米を食べたり害虫を食べたりして自由に過ごし、ソムヌックの笛の合図でバスに戻る。農薬代が不要な上に餌代は安くなり、カモの卵でも収入を得る。農薬使用が当たり前のタイの農業界では極めて異端な存在だ。「バカだと思われても、自分の道を進む」と信念を固めるソムヌックの、自然への畏敬とカモたちへの愛情が伝わってくる作品だ。

1960年代後半と現代のタイ。一人の女性の人生が時を隔てて描かれ、そこに国家の負の歴史が交錯する。『消失点』に続くニンタムロンの長編第2作。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門でワールドプレミア上映された。

タイの奥地にある未開のジャングルで暮らす虎族。酋長のアーセンは、人々を文明世界に導きたいと考え、山を下りジャングルのガイドとなる。ある日、金持ちの息子・デニスと美女バックパッカー5人のガイドを請け負ったアーセンは、ジャングルを案内するが…。

一人旅でタイを訪れた彩子（長谷川京子）はタクシーでホテルへ向かうが、たどり着いたのは深い森の中。そこで彼女は、タイ人の母子と一人のフランス人青年と出会う。相手が何者かもわからず言葉も通じない、コミュニケーションが取れないもどかしさからいら立つ彩子だったが、タイの古式マッサージに触れ、次第に癒されていく。

タイの古典仮面舞踏劇で英雄・ハヌマーンを演じる家系に育ったヌアは、恋人、メイ・フィンをギャングに殺されてしまう。祖父から舞踏劇の動きに隠された秘儀・ムエタイを教わったヌアは、メイ・フィンの妹、リー・インと共にギャングに立ち向かう。

国家特殊部隊に属する刑事、デュー（ダン・チューポン）は妹のニュイ（ゲーサリン・エータワッタクン）らとともにタイ最北部の村にスポーツ慰問に訪れる。だが村は突然反乱軍のゲリラ部隊に包囲される。

COVID-19によるパンデミックを主題にした短編アンソロジー作品。7人の錚々たる映画作家が7つの異なる物語を語り、この未曾有の世界的危機における多くの様相に声が与えられている。カンヌ映画祭で特別招待作品として上映された。

4人の不眠症の医大生は報酬に釣られて製薬会社の実験に参加しますが、実験は次第に危険を増していきます。すべてが手遅れになる前に、4人は泥沼から抜け出せるのでしょうか?

真新しいスーツに身を包み特別な日を迎えたタイン(メータウィン・オーパッイアムカジョーン)とサラワット(ワチラウィット・チワアリー)は、出会ったころを思い出す。かわいい女の子が好きなタインは、自分に告白してきた同級生の男子、グリーンを諦めさせるため、学園一のイケメンのサラワットに恋人の振りをしてもらおうとする。しかし、サラワットはタインに冷淡な態度を取り続ける。

祖父母の家の壁にある不思議な穴を発見した姉と弟。その穴をめぐり、恐ろしい出来事が起こり始め、家族にまつわる暗い秘密が明かされていく。

ある春の日、大学生のさやか(堀春菜)は好意を抱いている友達の唯(福島珠理)と湘南に遊びに出掛ける。目的の場所には唯の親友・桃子(大塚菜々穂)がいて、みんなで海辺の別荘に宿泊することになる。親友同士の唯と桃子の間に入っていけないさやかは次第にイライラし始め、彼女たちの間には微妙な空気が漂い始める。