「繋がり」というものについて。
果たして、血が繋がっている関係なら良いのか?それとも?共に過ごす時間の大きさというものはやはり他ならないのだろう。
わたしにはあぁ切ないと感じる部分も多く、人の''根''の部分みたいなものが表されていた。
役者さんのセンスがかなり良い。並びだけでも十分に良いが、観ればなお良いと思える。自然体を魅せるのが上手い人たち。
他の方も良かったが、樹木希林さんの演技や立ち回りが特に良く、確かにこれを遺作としたい気持ちはわからんでもないというところ。
子役の子たちは考えてみればすごく良くできていて、「凄い」の一言に過ぎてしまう。あまりに自然で気づくのに時間がかかってしまった。
音楽にこれといった良さがずば抜けてなかったので、☆マイナスでした。特に悪かったわけでもないが、満点の評価するまでに値しなかったため。
悲しい、というのは少し違うかもしれない。
''日常''を共に過ごす温かい風景と相反してある、万引きや身体を売ることであったりそれを隠すこと。苦しくてしょうがない。