タランティーノ、ディカプリオ、ブラピ、映画好きならワクワクする作品ですね。控えめに言って、最高です。60年代のハリウッドの時代背景を知っていると余計楽しめること間違いないのですが、知らなくても楽しめます。
主役はディカプリオですが、ブラピとダブル主演といった感じです。そえぞれ実年齢が40代、50代ですが、相変わらずお二人とも美しく、ハリウッドの男前最前線の座は譲りませんね。個性的なキャラをとても魅力的に演じています。
特にブラピは、今作でオスカー俳優の仲間入りをしましたね。助演というところがまた渋い!ディカプリオもオスカー俳優として、悩める役者の苦悩を見事に演じ切っていたと思います。流石です!
やはりタランティーノの描くキャラ達は一癖あって、どこか憎めない登場人物が動き回るので、楽しいですね。
そして、ストーリーはあってないようなもので、登場人物の日常が描かれるだけなのですが、そこはタランティーノ節で、観客を当時のハリウッドに誘ってくれ、観客を飽きさせません。(ただ、役者観たさだけで鑑賞すると肩透かしを食らって眠くなるかも…)
また、バイオレンスも少なめながらもラストは衝撃的なシーンの連発で、我々ファンをしっかりと満足させてくれます。さすがエンターテイナー、タランティーノは分かっている。
タランティーノ作品が好きな方であれば、物凄く気に入ると思います。