SAWという作品はたくさんのシリーズがあり、グロテスクな印象があるため見るのに戸惑う、だけど有名だから見てみたい。
そんな印象を抱く人がたくさんいると思う。
だがそんな人にぜひSAW1をおすすめしたい。
SAW1は正直なところグロテスクなシーンが全くない訳ではない。
だがこれ以上に「衝撃のラスト」という言葉が似合う作品が無いのでは?と私は思う。
この作品はほぼ同じシーンで構成されている。
だが全く飽きないのだ。
ある狭い部屋に片足を鎖で繋げられた男性二人が拘束されている。
二人は赤の他人同士でお互い何故監禁されたのかを分かっていない。そして中央には頭から大量の血を流した男性の死体が横たわっていた。
これは猟奇殺人鬼ジグソウという人物が行ったゲームなのだ。
監禁された二人は部屋にあったテープレコードを再説する。そこにはジグソウからのメッセージがあった。
二人の男性はそれぞれテープレコードを再生すると、一人の男性にはここで死ぬというメッセージが、そしてもう一人には相手の男性を殺さないと自分の妻子を殺すというものだった。
これにより二人の男性はパニックに陥るといった内容になる。
この作品の見どころは何と言ってもラストのどんでん返しだろう。
見ていくとどこか謎なところが出てくる。
それもだんだんと明かされていき、衝撃的なラストを迎える。
しかもそのラストは本当に5分くらいで全てが分かるのだ。
今となっては途中でオチがわかったという人がいると思うが当時でこの作品が出来ている事実に衝撃を受けた。
またBGMも秀逸で見ている側もハラハラと焦りを感じるほどだった。
記憶を無くしてまた見たいと思う作品である。