誰もが知っている不朽の名作
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月8日 10時32分
役立ち度:0人
総合評価:
5.0
シリーズ物で1より2が成功した数少ない作品だと思う。
コンピュータの便利さに気づいた1人の男性によって生み出された会社、サイバーダインシステム。
将来のお金や技術力に目が眩んだが、果たしてその未来は本当に明るいのか、、。
2に出ている登場人物で唯一1から出ていて、ターミネーターの存在を知っているのはサラのみだ。
彼女は誰よりもターミネーターの恐ろしさを知っているし、未来がどれだけ恐ろしいことになるかも知っている。
この作品は2があまりにも有名すぎて1を見てない人が多いと聞く。だが、1を見ていた方がより楽しめることは間違いないだろう。
1ではサラの敵側だったターミネーターが2では味方になる。これが素晴らしい。
そのため、サラは病院で初めてT800に出会した時恐怖のあまりに取り乱して逃げてしまった。
このシーンは1を見ていないと理解できないだろう。
この作品は今なお語り継がれる名セリフがたくさんあるのも見どころだと思う。
例えば「I'ii be back」
セリフだけだと知らない人はいないのではないか?と思うほど有名だ。
また冒頭にも述べた通り、ダイソンという人物が生み出してしまったサイバーダインシステムという会社によって世界は将来、機械によって人が絶滅してしまうことが分かっている。
当時は機械の発明は革新的で目が眩んでいたダイソンだったが、実際家に襲撃に来たT800の正体を見て、やっと考えを改める。
そのため、この作品は金や技術に目が眩んだ人の愚かさも学べるような作品だと思う。
また撮影技術も凄まじい。
T1000は触れられる物ならばまったく同じ姿に形を変えることができる能力をもっている。
例として病院内でコーヒーを持っていたおじさんに化けるシーンがある。
あれは実は双子だったというから驚きだ。
また、サラにも双子がいてT800を修理しているシーンも鏡越しではなく実際双子が息を合わせて全く同じ動きをしているだけだという。
このようにメイキングを見ると更に楽しめると思う。
個人的には文句なしの作品だ。