映画ポップコーンの評価
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スピルバーグとルーカスは若かりし日に黒澤明作品から大きなインスピレーションを受け、後に「夢」や「影武者」の製作にまで参加するようになった事は良く知られている。 「プライベート・ライアン」は1944年のフランスが舞台の戦争映画だが、黒澤明のDNAが作品全体に刻印されたような映画だ。 序盤、トム・ハンクス演じる隊長が困難なミッションに参加するメンバーを一人ずつ集めていく。ややコミカルに描かれるこの場面は「七人の侍方式」とも呼ばれる映画的なシークエンスだ。気性の荒い兵士、無口なクリスチャンの狙撃兵、戦闘経験の無い童顔の事務係など、個性豊かなメンバー達に三船敏郎や加東大介や木村功の面影が見えるようだ。 クライマックス。土砂降りの中で繰り広げられる泥まみれの戦闘場面は、カメラアングルや人物たちの縦横無尽な動きなど、まるで黒澤監督が指示を出して演出しているかのような印象さえ受ける。 黒澤作品の「骨太のヒューマニズム」と「男臭いアクション」に魅了されたスピルバーグの快心の一本だろう。
ハリウッド界のピーチ姫ことマットデイモン出演の冒頭20分映画です。 第二次世界大戦がテーマであり、当時の制度からライアン二等兵を探し出す話です。プライベートとは二等兵のことです。冒頭のシーンばかりが有名な作品であり、たしかに素晴らしい描写ですが、ほかのシーンも負けず劣らずです。 途中、狙撃で狙われるシーンがあります。しかし、狙撃された兵士は即死ではなく瀕死であり、仲間はそれを見ることしかできません。これ、狙撃でよくある(むしろ、これが狙い)ことで助けに向かった兵士を芋づる式に撃ったり、敵小隊の足止めに利用しています。下手に動けないんですね。冒頭の上陸は「自分は狙われていない」と思っているからこそ突撃できる一面もありますが、明らかに狙撃によって狙われると身動きがとれないといわれています。 敵兵を前にしてお互いライフルにトラブルがあってヘルメットを投げ合ったり、靴下を利用した爆弾で戦車に応戦したり、他にも細かい描写がちりばめられており、全編を通してじっくりと鑑賞する価値のある名作です。
戦争映画も色々とありますが、この「プライベート・ライアン」は、その中でもかなりリアルな戦闘シーンがある事で知られています。そのシーンはのっけからやってきます。このシーンを見るだけでも、価値があるくらい凄まじいです。 舞台は第二次世界大戦。1962年の白黒映画「史上最大の作戦」でも扱われたアメリカ軍のノルマンディ上陸作戦が描かれています。監督はスティーブン・スピルバーグ。言わずと知れたヒットメーカーですが、それまでにも「シンドラーのリスト」や「太陽の帝国」などの戦争映画を撮っていました。しかし、この「プライベート・ライアン」で完全燃焼したのでしょう。以後、戦争映画は撮っていません。 上映時間は約3時間。正直ちょっと中ダルみするところもあります。しかしアカデミー賞11部門ノミネートされているのは伊達ではありません。全体的にはテンポ良く話が進みます。たまには長尺の映画でも見ようかなという方には、ちょうどいい映画です。
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