新聞記者のKAZUYA Channelさんの解説レビュー
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youtuber、KAZUYA Channelさんがyoutube(https://www.youtube.com/watch?v=j4f6xO8DzO8)にて藤井道人監督『新聞記者』のネタバレなし解説レビューを紹介されていましたので書き起こしします。
映画視聴前の前情報として、また、映画を見た後の解説や考察レビューとして是非ご参考ください。
映画『新聞記者』を紹介
(KAZUYA Channel)
こんばんは。
今日は映画『新聞記者』を紹介したいと思います。
シムウンギョンさんと松坂桃李さんがダブル主演ということで、まあそこそこヒットしてるなんていうね、報道も出てますよ。
僕が見たのは平日の真昼間なんですけども。まぁそこそこ席埋まってましたね。
年齢層はちょっと、高めでしたけどこの作品の原案は皆さんご存知でしょうか?
それがこちら、東京新聞の望月磯子記者の書いた新書、同名のね、新聞記者っていう。これがね、原案となっています。こちらの新書では望月さんの生い立ちとかね、これまでの仕事について主に書かれています。
望月記者
望月記者といえば菅官房長官の会見で執拗に質問し続ける姿でおなじみですよね。
だいたい会見の最後に当てられてもう望月さんの番になったら、菅官房長官がファイル閉じるっていうおなじみの光景もあります。
映画の前にまずこっちの新書なんですけど、望月さんてね、すごいこう、、真面目で正義感の強い方だと思うんです。
ただなんでしょう、根本的な部分が僕とかとは違うんでしょうね。強固な反権力みたいなものがあってそれは父親譲りなんじゃないでしょうか。望月さんはあるとき東京新聞からの転職を考えて、で、その時に読売新聞から誘われたそうなんですね。
転職について父に相談するとこう返されたそうです。
父からの転職に関するアドバイス
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望月衣塑子 「新聞記者」P99より
「父さん読売だけは嫌なんだよ。」父が切なそうに訴えてくるのを初めて聞いた。
10代の頃から学生運動にのめり込んでいた父は安保闘争などに明け暮れ、権力組織が嫌いだったその思想に反発を感じていたが、大学3年のゼミで違和感を覚えた時、根っこの部分では似た者同士なのかもしれないと思ったものだ。
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安心してください。十分似たもの同士ですよ。でまぁ、この本の中で
前川さんとか、まぁモリカケですよね。モリカケな話とか、伊藤詩織さんの件とかが取り上げられているんですよ。
じゃあ映画はいったいどうなのかと。ここから散々ネタバレ含む話をしますので、今後映画を見に行くという方は視聴をやめください。
ネタバレを含む解説
よろしいでしょうか?
新聞記者の映画版はこれが原案とは名ばかりで、もう美化しまくり魔改造しまくりエピソードを美化した上で陰謀論の要素が強くなっていますね。
そもそもなんで主演が韓国人女優さんだって話じゃないですか。(笑)
主演が韓国人女優さん
シムウンギョンさんという韓国の女優さんですけど、まぁ今回の撮影に合わせて、相当日本語を勉強されたと思うんですよ。それはちょっと、役作りのすごさというか、女優魂を感じたんですよね。
ただやっぱり、独特のアクセントがそのシリアスなシーン中でちょっと気になってしまいました。一応つじつまを合わせるために映画せを設定を作っていて、父親がアメリカで仕事してるときに韓国人の奥さんと出会って結婚してその主人公の吉岡。まぁモデルは望月さんですよね、が生まれたって設定になってるんですよ。
日本人女優を起用しなかったのは何故
日本人女優を起用しなかったのはなぜなのか。
まあ色がつくと思ってしなかったのかなって。でも松坂桃李さんは・・まぁでもあっちは架空の役で、望月さんはモデルがいるじゃないですか、望月さんという。
そういう負のイメージがつくのを恐れて起用しなかったんでしょうかね?
この映画、何気にも望月さん本人も出てるんですよね。しかも前川喜平マーティンファクラー朝日新聞のミナミアキラっていうね、左サイドの四人衆が、まさに香ばしいメンバーが勢ぞろい。
ちなみにこの3人っていうのは全員望月さんと一緒に本を出しています。
露骨な印象操作
映画だからしょうがない面はありますけど、印象操作も露骨でしたね。主人公吉岡は善の存在で、まぁ内閣情報調査室内長は悪っていうなんかそういう構図なんですよ。それを強調するためか内長側の場面になるとその部屋の照明が寒色系の薄暗い部屋で、そこからですね、印象操作は。
やはり映画でも伊藤詩織さんの件とか、まあ加計学園問題をベースにしたであろう事件が展開しているんですけど、最後に行くにつれて若干笑いがこみ上げてきますね。
どういうことかというと、総理のお友達に大学作らせて、そこでです何か生物兵器を作るみたいな。
それを隠そうとしてるんだみたいな陰謀の話になってるんですよ。
日頃から日刊ゲンダイを真に受けて読んでるような人にはすごく刺さる映画だと思います
こういう映画を真面目に見るのってあっち系の人じゃないですか。これ真に受ける人出るんじゃないかなと思いましたよ。
日頃から日刊ゲンダイを真に受けて読んでるような人にはすごく刺さる映画だと思います。実際この映画のレビューとか見ると現実とフィクションの区別ついてないのかなっていう人がちらほら見受けられました。
エンディングはもうねぇ、何とも言えない煮え切らない終わり方でしたし、何より残念なのは菅官房長官だーの会見のシーンがないってことですよ。
望月さんがモデルで会見の様子やらないってさ、それ一番の目玉じゃないですか魁男塾で言ったらさ。驚邏大四凶殺で剣桃太郎が戦わないみたいなもんですよ、そんなのありえないじゃないですか。
望月さんを知っている立場から見たら低評価
映画『新聞記者』は望月さんを知らない状態でもちろんこの本なんかも読まずにファンタジー映画として見るのであれば、星二つ三つくらいでもいいかなと思うんですけど、知ってる状態で見るとねー、やっぱ星1.5から1ぐらいですね。
こういった本読むのもあの映画観るのも若干の苦行でしたけど、たまにはこういう、やっぱりこうなんじゃねこういう方の意見っていうのを見ないとバランス崩れるので。
いい勉強になりましたよ。皆さんも気になったらこの新聞記者を劇場に観に行ってみるといいんじゃないかなと思います。
※書き起こし終わり。