狂気のジョーカー
2020年8月2日 10時10分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
新旧数あるバットマン映画で、この作品をベストに上げる方も多いのではないでしょうか。それくらいこの「ダークナイト」は完成度が高いです。80年代から90年代にかけて作られたバットマンシリーズは、良くも悪くもハリウッド的でしたが、クリストファー・ノーラン監督のいわゆる「ダークナイト・トリロジー(ダークナイト三部作)」は、全体的に暗く、重く、シリアスな内容でした。その中でも一番優れた作品がこれだと思います。その理由もいくつかありますが、やはりジョーカー役を演じたヒース・レジャーの鬼気迫る演技が強く印象に残ります。それまでのマンガ等の実写映画は、いかに原作に忠実かが評価されていましたが、ここでのヒース・レジャーは完全に振り切っています。80年代のジョーカー役だったジャック・ニコルソンや、近年大ヒットした映画「ジョーカー」のホアキン・フェニックスもそれぞれ良かったです。しかし狂気の果てみたいなジョーカーだったら、この「ダークナイト」のジョーカーです。