シリーズ珠玉の1本
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月21日 16時18分
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総合評価:
4.0
バットマンシリーズのなかでも、随一の人気を誇る作品。
ジョーカー役のヒース・レジャーは自らが演じきった先品としては本作が最後の1本となっています。
コミック原作とは思えない、重たさのある作品。
特に、一般市民が乗った船と移送中の囚人たちが乗った船、それぞれにスイッチが渡され『先にボタンを押した方の船だけが生き残れる』という課題がジョーカーから出され、最終的に『どちらの船も』助かった流れは印象的でした。
あの時、ジョーカーはどのように爆発を条件づけていたのでしょうか?ボタンを押した船の方が沈んだかもしれませんし、本当は両方の船に爆弾などしかけられていなかったのかもしれません。
クリスチャン・ベールのブルース・ウェインも、ヒース・レジャーのジョーカーも魅力的ですが、この作品により深みを与えているのはハービー・デント/トゥーフェイス役を演じたアーロン・エッカートではないでしょうか?
『善良なアメリカ市民』の模範のようなハービーが、恋人と未来の両方を失ったことで、善性と悪性の両方を持ったトゥーフェイスに堕ちる。
もっと続きの期待できる流れだっただけに、ヒース・レジャーの死が残念でなりません。
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