正義とは?
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年9月6日 15時54分
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総合評価:
5.0
この映画は小さい子供には理解が難しい、"The かっこいい" 映画の1つであると
僕は思う。小さい子供には理解が難しい理由は? それは簡単で、バットマンは
アクションヒーローと違い真のヒーローでは無いから。
コウモリの格好をした莫大な資産を有するただの人間で
荒れた都市ゴッサムシティを私情で守っているだけである。
正体不明のコウモリ男が都市の治安を守っているだけでは警察も黙っていられないし
バットマンは武器を沢山所持してるし、何でも壊すし、警察からしたら捕まえたい存在ではあるはず。
ゴッサムに住んでいる人からすると悪人退治をしてくれるヒーローではあるが、無秩序である。
表向きは正義のヒーローだが、よく考えると無秩序のヒーローである事には間違いない。
今回のダークナイトでは超が付くほどの悪人”ジョーカー”との真っ向勝負。
ヒースレジャーの遺作となったが怪演ぶりは凄まじい。完全に主人公のバットマンを通り越して主役となっている。
ジョーカーも街中にいるごろつきや犯罪者とは訳が違う。ジョーカーは秩序を遵守する絶対悪である。
結果、ジョーカーを追い込み病院送りにさせたバットマンだが、ゴッサムシティの真の英雄”ハービー・デント”がジョーカーにより闇落ちさせられた事により、デントの罪をバットマンが背負う事になる。絶対正義
デントが闇落ちした事が世間にさらされる事は、ジョーカーの勝ちに値するからだ。
バットマンが全てを背負い、闇に消えていくのはまさにダークナイト。
真の正義は何か?と深く考えせられる作品だと思う。