ブライトバーン/恐怖の拡散者
子供を待ち望んでいたトリ(エリザベス・バンクス)と夫カイル(デヴィッド・デンマン)は、ある赤ちゃんを自分たちの子供として育てることにする。ブランドンと名付けられた男の子は夫妻にとってかけがえのない存在になるが、12歳になると普通の人にはない恐ろしい力を見せ始める。
このレビューにはネタバレが含まれています
怪力や瞬間移動などの超次元的な能力を与えられた少年が正義の道ではなく悪の道にそれてしまったら… かなり期待していたので残念でした…。主人公の男の子はそもそも宇宙人だったのでしょうか。孤児で、赤ちゃんの頃に今の両親に拾われ、そして育てられました。そして時は過ぎ、反抗期&中二病の少年が本気の能力を持ってしまっているのでかなりやっかいです。 登場する大人たちはみんないい人で(こういうホラーだと結構ダメな大人が多いのでそこは珍しいなと思います)それゆえに、少年を叱った大人から順に殺されていきます…。夜出歩かないでとか…普通の注意なんですが… そして少年は殺人をするたびに自分は優れた人間、特別な人間だと思い込み次々に事件を起こしていきます。誰も止められません。グロい映画を見たいのなら少しアリかも知れませんが、大人たちは優しすぎ、少年は病んでいて感情移入や共感の場所が迷子になる作品です。 そして続編が出来るだろうな、というオチ…彼の犯行を止めるものが出てくるなら、それはそれで気になります。
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