パパみたいなアイアンマン!?
2020年9月13日 17時06分
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総合評価:
5.0
これまでのスパイダーマン像から一気に幼くなった(15歳)スパイダーマンことピーター・パーカーの、胸キュン青春映画……かな?子供向け映画かと思っていてこれまで興味がなかったのですが、一度観たらハマりました。
MCUくくりでいうと映画『キャプテンアメリカ・シビルウォー』から続いての今作ですが、もちろんこの映画単体でも楽しめます。
秀才が集まる高校(キャプテン・アメリカの戦友が作った学校)でも抜きんでたIQを持つ、ひ弱なスターウォーズオタクの少年が、蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを得、悪を倒す物語です。日本で例えるなら少年漫画やラノベの鉄板設定ですね。
彼がほのかな恋心を持つ相手は、才色兼備の上級生で、向上心のある優しい子で、ピーターのことも憎からず思っている様子です。
気の合うオタク友達もいて、地味だけど楽しい高校生ライフを送っていたら、前述のように特殊な蜘蛛にかまれて人外の身体能力を持ってしまい、根っからの正義感から人助けを始めたところでやっかいな事件に巻き込まれ……。
なお捕捉すると、映画『キャプテンアメリカ・シビルウォー』での抗争で、アイアンマンことトニー・スタークがスパイダーマンをスカウトしています。ここでのエンカウントがあって、今作でもトニー・スタークが登場します。彼がスパイダーマンのハイテクスーツを開発し贈呈したという設定です。
なんだかんだいって今作のスパイダーマンは元気な高校生なのです。危なっかしいと言うか無茶苦茶なところもあって、本来は無茶をする立場にあるトニー・スタークも、今回ばかりはまるで父親のような立場に居ます。叱ったり、見守ったり。アイアンマンだってだいぶデタラメな危機を招いていたのに……とファンの立場としては呆れるやらおかしいやら。
アクションシーン満載で、敵のヴァルチャーもメカニカルでかっこいいです。ヒーロー映画においての恋愛描写とか割とどうでもいい派なんですが、ローラ・ハリアーがめっちゃ可愛かったし(トム・ホランドより背が高い)、後半の伏線に関わる良いスパイスにもなってて良かったです。監督は意地悪だなあ。というよりスパイダーマンが薄幸というべきか。
大好きな映画です。
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