ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
100万ドルが当たったという通知を受け取ったウディ(ブルース・ダーン)。それはどう見てもインチキだったが、徒歩でもモンタナからネブラスカまで金を受け取ろうとするウディに息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)が付き添うことに。こうして始まった父と息子の4州をまたぐ車での旅。途中、立ち寄った父の故郷で、デイビッドは父の意外な過去を知ることになる。
アカデミー賞にブルース・ダーンがノミネートされた時に、ザックリと内容を知り、 タランティーノ作品に出るようになって、ローラ・ダーンのお父さんだし、観ると落ち込むかも?という思いより、罵倒するおじいちゃんが、どんな演技をしているのか気になった人は必見。 百聞は一見に如かず、とはまさにこの映画。 ブルース・ダーン…大人しいおじいちゃんだった。 ママの方がタランティーノ的だったと感じるのが、また面白い。 病気を持っている父ウディを持つ子、デヴィット(中年)の目線が何とも言えない。 仕事中でも電話が鳴り、母親からの押し付けがましい内容。 子が「またか…」と思う反面で、父と寄り添うことで考え方が変わり、一緒に行動する決意は、 彼自身の人間的成長もさせていく。 堅苦しい言葉になったけど、クスクス笑ってしまうシーンが、写真にしたいアートな感じもあり、盛り沢山。 ママ、ケイトが子どもに掛ける圧が凄い。 アンタ達に幾ら掛けて育てたと思ってるの?的な言葉や、ぶっ飛んでる叔父さん夫婦と子ども(従兄弟)の中で、放つ言葉たちは、母ちゃん止めて…と思う。 従兄弟は、かなりイライラさせられるキャラだけど、小うるさいママ始め、出てくる登場人物たちが、憎めない。 デヴィットが、寄り添いながら成長していく、というのもあるけど、彼らに成長させられてる部分も大きい。 親の病気という、世界でも社会的な問題を、中年になった子どもを成長させていく映画。 現実は、こうはいかない、と日々お疲れの方々に観て欲しい。 「そんな余裕ない!」という人向きではないです。
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