今だから分かる「リアル」
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年10月10日 13時58分
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総合評価:
4.0
アフリカのザイールで見つかったエボラ出血熱に似た感染症。
このことを重く見た軍医のサムはアメリカに上陸することを怖れて上部に訴えます。
しかし、その可能性は低いとされてしまうのです。
いま、このコロナの中だからこそ分かることですがウイルスは容易に広がっていきます。
一度外へ出てしまったら爆発的に感染が広がってしまう。
その事実は、今私たちが向き合っているそれと同じです。
物語の中で、サルを捕獲してペットショップに売る青年がでてきます。
そのサルを介して青年はその感染症に罹患。
そしてウイルスがやすやすとアメリカに上陸してしまう様子はとてもリアリティがありました。
飛沫感染のようすもCGで描かれ、観ていてぞっとします。
そのウイルスの宿主を探すためにサムは奮闘し、やがてサルに行きつきます。
そこからの展開はスリル満点。
実はその感染症は数十年前に既に見つかっていて、隠ぺいされていたものなんですよね。
だから軍は隠ぺいの事実を知られたくないためにサムの行動を止めようとします。
感染症に侵された街を爆破するのを阻止しようとするサムと、軍の攻防が迫力がありました。