宇宙を舞台に斬新な演出が光る名作
2021年1月31日 20時25分
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総合評価:
5.0
監督は後に「ROMA/ローマ」でアカデミー賞監督賞を受賞する事となる巨匠アルフォンソ・キュアロン。
サンドラ・ブロック演じるライアン・ストーン博士は宇宙船外での修理作業中に宇宙ゴミに遭遇し、宇宙空間へ放り出されてしまいます。彼女は同僚のマットと共に、地球へと生還すべく、国際宇宙ステーションを目指します。
作品の殆どが宇宙空間でのシーンで占められており、地球上のシーンは全くと言っていいほどありません。そして、宇宙空間の演出がこれまた凄い!冒頭での補修作業のシーンから、これはもう凄いです。無重力なので人や物が上下左右にグルグルと動き、それは観ているだけで楽しく感じられてきます。また宇宙空間の為基本的には無音で、キャラクター達の台詞や物体同士の衝突音以外は緊迫したシーンでも静まり返っていたりします。またそれだけに時折掛かる音楽が効果的に使われていて、地球への郷愁を駆り立てます。
私は観ていて、宇宙の恐ろしさと地球の素晴らしさを改めて感じてしまいました。
それでも宇宙、一度は行ってみたいな・・・。