サイコパス教師の恐ろしい「最後の授業」
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年8月7日 07時52分
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総合評価:
4.0
英語教師の蓮実聖司。イケメンで授業のリズムもよく生徒からとても慕われている彼ですが、実はサイコパス。
目的のためならあっさり人を殺してしまう恐ろしい人物なのです。
そんな彼があることがきっかけで大殺戮を起こしてしまうというのがメインのストーリー。
普段の生徒の前で見せている顔と裏の部分の顔の演じ分けが非常に上手だと思いました。
蓮実以外の教師たちも個性的で、興味深い人物が多かったです。
完全ネタバレになりますが、文化祭の前夜、準備中で学内に残っていた生徒たちをあることが理由で全員殺そうとするのです。
彼は過去にも何人も人を殺しています。
だから人を殺す手際はとてもよく。
余りの手際のよさに「ハスミン(映画内での彼の愛称です)、手際よすぎだろう」と思わず苦笑いが出てしまうほど。
何の罪もない生徒たちが殺されていくので痛ましいですし、テーマ上グロテスクな表現もありますので、合わない方にはあまりお勧めしにくい映画です。
私自身は楽しめました。楽しめたというと、ちょっと危ない人みたいに見えてしまう映画であります。