楽しめる映画です。
2021年2月12日 13時47分
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総合評価:
4.0
何かとバカ映画と評されていますが、いろいろと風刺の効いたいい映画でした。
第二次大戦で負けたナチスの残党が月の裏側に秘密基地を築いていて、選挙キャンペーンで月に行った黒人モデルが捕らわれるという始まり方ですが、月で使われている様々な物のデザインが昔のドイツ軍風に作ってあり、そこにいるナチの残党の子孫たちも、昔のナチスを信奉しているところなど上手く作ってありました。
地球の米国大統領は当時話題になったサラ・ペイリン風で、各国ともに秘密に宇宙兵器を配備していたりと、今から見ても内容的に十分に楽しめます。
昔の「ムー」の読者が好んでいたようなネタをいろいろと盛り込んでいて、それをわざわざ映画で展開するというバカらしさを楽しめる人には向いています。
ネットで様々な陰謀論やフェイクニュースを見ている人は多いようですが、様々なバカらしいものを詰め込んでわざわざ映画にするセンスが楽しめました。
製作費はハリウッドのSF映画の何十分の一なのでしょうが、引けを取らない面白さの映画になっていました。