前作を観ているといいのだと思います
2021年2月12日 11時55分
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総合評価:
3.0
トレーラーキャンプ場にやってきた一家。
キャンプにくるくらいだから仲の良い家族かと思われそうですが、問題を抱えています。
それは娘・キンジ―の問題。
彼女は少々非行に走り気味で、全寮制の学校にいくことになっていました。
その前に一家でキャンプを、とやってきたまではいいのですが……。
訪ねたキャンプ場は叔父のもので、しかしそこに叔父はおらず、どのトレーラーを使うかだけのメモが残されていました。
この辺りから不穏な雰囲気で面白いです。
私なら、一旦叔父に電話か何かで連絡とってみるけれど……。
トレーラーに突然訪ねてきた謎の女性。
彼女は「タマラはいる?」と意味の分からないことを言います。
どこか異常性を感じる不気味なシーンです。
ここから一家を悪夢が襲います。
面をかぶった人物に襲われていくのです。
どうやらそれはひとりではなく複数のようで。
ただただ惨殺シーンが続いていき、キンジーもまた襲われながら懸命に逃げていきます。
ストーリーはほぼ「襲われて殺されそうだから逃げる」のひとこと。
かなり不条理な物語で、少し意味の分からないシーンもありました。
この作品は2作目で、10年ほど前に公開されたものの続編のようです。
前作を観ていると、理解できるシーンも多いようです。
こういった前作を踏襲して作る作品というのは「前のを観ている」というのが前提であるのでしょうが、さすがに10年前のものであるなら、ある程度独立性があったほうがいいように思いました。
着眼点はいいだけに、独立性が乏しいのが惜しいです。