韓国、激動の1980年を知る。
2021年5月29日 23時29分
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総合評価:
5.0
まさかこんな映画とは…
韓国映画やコスメ、ファッション、アーティスト、とヤイノヤイノ言っているのに、
何世紀前の歴史でもないのに、こんなことがあったとは。
苦しい生活でタクシー運転手を職業にして、娘を育てる頑張る普通の父ちゃん。
韓国が、大きく変わっていく歴史を動かした1人。
同じ国で、煙が舞って、街は閑散とし、夜はカーテンを閉めて光が漏れないようにし、
病院には廊下までケガ人がいるのを、目の当たりにする1人のタクシー運転手。
オールマイティーな演技をこの映画でも見せてくれました、ソン・ガンホさん。
お茶目で、憎めない、父親。パパじゃなくて、父ちゃん!と呼びたい。
そんな普通のタクシー運転手の父ちゃんが、ドイツ人記者のお客さんを他の運転手から横取りして、
「ドン・ウォリー、ドン・ウォリー」と乗せていく先が…。
歴史が動くシーンは、時にドキュメンタリーで、痛々しく、臨場感溢れた。
でも、後半ちょっと、やり過ぎ感が。
そこは、映画だからと気にせず観れるし、何より、歴史が大きく動く映画。
ティッシュ必須です。