予想外のストーリー展開で魅せる
2021年9月23日 09時32分
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総合評価:
4.0
主人公の私立探偵ハリー・エンゼルをミッキー・ロークが演じている。
彼はロバ ート・デ・ニーロが演じる謎めいた依頼人より、行方不明になったジョニー・フェイバリットという歌手を探すよう依頼される。
ハリーは、人探しとして、ジョニーが関わった人物をいろいろ訪ねて歩いていく。その都度、思いがけないトラブルに巻き込まれることになる。
果たして姿を消したジョニーは生きているのか。観ている側に謎かけしていくストーリー展開である。
アラン・パーカー監督は、謎めいたストーリーを光を上手に使った映像美で印象的にまとめていっている。
ミッキー・ロークもこの頃が全盛期だったのだと思う。謎を追いかける探偵の役を印象的に演じている。
物語は終盤にかけ、だんだんと謎が深まっていく。
最後まで見ると、物語の全体像がわかる仕掛けになっているので、ぜひ見通してほしい。
最近はこうした「最後まで溜める」タイプの映画が少なくなったなあと思う。やはり序盤からわかりやすいストーリーでの組み立てを要求される時代になってきたからかもしれない。