地上での山火事の消火について解る映画です。
2021年2月15日 11時42分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
実話を元にした米国の乾燥地帯での山火事を扱った映画ですが、山火事の際に地上でどのように消火作業をしているのかがよく解る映画です。
近年は何かと米国やオーストラリアでの山火事が報道されていますが、どのように消火作業をしているのかは本作を見るまで知りませんでした。
ジョセフ・コシンスキー監督は3Dグラフィックを研究していた人という事で、山火事というものがどのように拡がるのかなど、解りやすく映像化されていました。
さらに山火事を消す消防士の仕事がいかに大変かもよく解る映画になっています。
このような公共的で危険な仕事と比べて、金融やITなどの身体的に楽で危険のない仕事が、はるかに給与が高いことも、米国の田舎の人の都市部住民やIT企業への不信や不満にも繋がっていそうです。
山火事専門消火隊の隊長役は男臭いジョシュ・ブローリンが演じていますが、新人役のマイルズ・テラーも好演していました。
日本の都市部にいては知る機会のない山火事とその消火ですが、どのようなものかを知るのにもいい映画になっています。