THE GUILTY/ギルティ
警察官のアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件を機に現場を離れ、緊急通報司令室のオペレーターとして勤務していた。交通事故の緊急搬送手配などをこなす毎日を送っていたある日、誘拐されている最中の女性から通報を受ける。
基本電話だけでつづく物語。 主人公の表情と電話越しの声だけでストーリーが進む展開にもかかわらず、 飽きさせずに約1時間半駆け抜けます。 その中でストーリーが二転三転していく流れが新鮮です。 すこし読める展開もあり、アイデア先行型のイメージもあり、 残念な点もありますが、挑戦している作品は個人的には好みなんです。 思った以上に緊迫感もあり、 会話を中心にハラハラさせる展開は素晴らしい技だと感じました。 だからこそ最後のオチは少し弱かったかな。もう一押し欲しかった~。 でも想像力は掻き立てられ、 想像すればするほどヒヤヒヤドキドキしてきます。 そして最後はタイトルの「ギルティ 罪」が沁みますね。 そこまで予算をかけてない映画だと思いますが、 アイデア次第ではいい映画が作れるんだな、と改めて感じました。 余談ですが、 ワンシチュエーション映画っていい映画が結構多いですね。 個人的に好きなだけなのかな… 有名どころでは「CUBE」や「SAW」かな。 個人的には邦画では、 「笑いの大学」「12人の優しい日本人」「キサラギ」 (少しテイスト違うかな) 洋画では 「フォーン・ブース」「月に囚われた男」 がこの映画を観てまた観たくなりました。
ハリウッド作品ではない北欧系の映画です。寒いところに住んでいる人たちは寒さにじっと耐えるような静けさというか寡黙さがありますが、この主人公がそんな感じです。緊急電話を受ける人を演じているのですが、感情を出さないで淡々と話を聞いて情報を得ていく。もう全体の雰囲気がそういう感じを出していてベストな配役でしたね。登場人物が限定されていて、声で出演している人とのやりとりが秀逸です。ある電話が緊急性が高い事件だとわかり、声から様々な情報を聞き出そうとする所はドキドキします。警察組織は縦割りというか自分の持ち分があり、ここから先は違う部署になるとかあまり他部署にこうして欲しいということも言えないのはテレビでみた日本の警察と変わんないのかなと思いました。事件の経緯から犯人はこの人間だという方向性で話は進んでいきますが、最後はこの題名の意味を考えさせられるような終わり方です。ゾッとします。それだけショックが大きかったです。主人公も最後は感情を出していました。罪ってなんなのか、考えちゃいます。
このレビューにはネタバレが含まれています
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