ヤング≒アダルト
37歳でバツイチ、恋人もいない、執筆中のヤングアダルトシリーズは終了間近で新作の予定も決まっていない自称作家のゴーストライター、メイビス (シャーリーズ・セロン)は、うかない日々を過ごしていた。そんな中、高校時代の恋人バディ(パトリック・ウィルソン)の妻から子どもが生まれたという内容のメールが届く。バディとヨリを戻し青春時代の輝きを取り戻そうと考えた彼女は、故郷の町へ舞い戻るが……。
30代独身のメイヴィスは仕事に限界が見え始め、恋愛もうまくいっていないところに元恋人から子供が生まれたとのメールが入っていました。そのメールをきっかけにメイヴィスは地元に帰り、元カレをつまらない日常から連れ出すために復縁しようと奮闘します。 メイヴィスを見ていると痛々しいのですが、自分にも同じように自分の中だけで妄想を広げ都合よく解釈して、他人を巻き込んだこともあったような思い出がよみがえり、心がチクチクしてとても恥ずかしい気持ちになります。女性なら誰しもが彼女と同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか…。 メイヴィスは閉鎖的な地元から自分の能力だけで都会に出て、ティーン向けの小説家として才能を開花し、だらしがないところもありますが十分美しく素敵な人だと思います。しかし過去の栄光にすがるが故に今の自分と向き合うことができず、痛々しい振る舞いをしています。ラストも自分より下とみなした人と自分を比べることで自信を取り戻すところに、メイヴィスのどうしようもない人間らしさが出てくるのが滑稽です。
この作品、どこのサイトやレビューを読んでも「イタイ」という単語が使われています。 確かにキティちゃんのTシャツ着てるし、化粧も落とさず寝るし、一晩で男性を部屋に連れてくるけれど、ちゃんと観ると、過去の忘れられない出来事に囚われているのが分かるはず。 主人公のメイヴィスは、田舎を飛び出した勝ち組。と思っている日本でいうライトノベルのゴーストライター。 1通の赤ちゃんの写真が添付されたメールが届き、彼女のパンドラの箱が開き始めます。それは、彼女のしぐさで後々、イタイのではないのが分かります。 洗っていないミニクーパーに荷物と、バッグの中にペットのチワワ、ドルチェを入れて帰郷。 学生時代のメイヴィスは、いわゆる、スクールカーストの上の人。下にいたパットとバーで意気投合します。というか、「一緒に飲んであげただけ」 帰郷したのは、メールの差出人は、学生時代の彼氏バディ。 メイヴィスの唯我独尊振りと、妄想で帰って来たことに驚きます。妄想というか思い込み。 故郷なのにホテルに泊まる時から、「?」と思っていたら、パンドラの箱が少しずつ開き、最後は爆発。 観て、共感出来なかった人は、メイヴィスが嫌々、実家に帰って話した内容を覚えているでしょうか? イタイと自覚症状がない人は観ると、目からウロコの衝撃を受けますので、ご注意あれ。というか、バディ鈍感すぎ。
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