1920年代のパリを舞台に描かれたロマンティックコメディ
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年8月31日 23時10分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
ハリウッドの売れっ子脚本家のギル(オーウェンウィルソン)が、婚約者のイネス(レイチェルマクアダムス)、その両親とフランスはパリへ旅行にきていた。
ギルはパリに住んで小説を書きたかったのだが、イネスに話をしてもぜんぜん話にならず、二人の間にはだんだん溝が。
そんなギルは、深夜12時を回ったころに、酔ってパリの街を歩いていると、とまったクラッシックカーに乗ると、降りた先、そこはなんとジョンコクトー主催のパーティーであり、ヘミングウェイなどが居た。
ギルが黄金時代と言って大好きな時代である1920年代であることに気づく。
次の日も同じ時間、場所へ行くと車がとまりまた同じ時代へ。
1920年代では、彼に影響を持たせた文豪や芸術家と会い、その影響で、益々ギルは小説家への夢をかなえたくなる。
そしてピカソの愛人であるアドリアナ(マリアンコティヤール)の魅力に惹きつけられていき、イネスと別れる事になる。
ギルは、アドリアナと1890年代にタイムスリップする。そこは彼女が好きな時代であり、彼女はそこに残るといい、ギルにも残ってほしいというが、ギルは現代に戻る決意をする。
この作品は、現世の自分と夢を追う気持ち。そして現世の問題から目を背けるのではなく、受け止めそれを乗り越えていくことが大切なんだという事を描いているように思える。
パリの街の都会なんだけど、少し田舎臭い感じなどがおしゃれに描かれている。
ファンタジー感もあり監督がウッディーアレンというのもうなずける。
イメージワード
- ・楽しい
- ・笑える
- ・不思議
- ・知的
- ・ロマンチック
- ・ファンタジー
- ・ゴージャス