原作との違いを楽しむのもあり
2020年9月3日 18時21分
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総合評価:
4.0
こちらはテレビで放送された作品です。
たまたま録画しながら観て、その後録画したのを何回も観なおしました。
世界観がとても丁寧に作られていていい作品です。
原作は酒見賢一氏の「後宮小説」。
中国がモデルの架空の国が舞台です。
皇帝の妃候補に名乗りをあげた銀河という少女が主人公。
原作ではかなり性的な描写が多いのですが、この作品ではそういったところは削られています。
しかし、お話の筋も通っていますので子どもが見ても面白い作品になっています。
銀河の溌溂とした明るさがとても魅力的。
その他の登場人物もそれぞれ個性的で面白いです。
個人的に好きなのは江葉。
言葉少なげですが美形で、頭がとてもよい少女です。
彼女は物語終盤の戦いの場で活躍します。
先に述べたように原作と違いはありますが、後宮へ続く「たると」というトンネルや、宮女候補者たちが減っていくことにも意味があります。
その辺りは原作を読むといろいろ分かりますよ。
原作の流れを汲みつつ、架空の世界をきっちり作り上げた良作。
銀河と皇帝コリューンの別れのシーンが切ないです。
イメージワード
- ・泣ける
- ・切ない
- ・ロマンチック
- ・スペクタクル