ストーリーはいいですがBGMがダメすぎる
2021年9月15日 11時22分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
あるアパートで発見された腐乱死体。
しかし、それはその部屋の持ち主ではありませんでした。
不可解な手がかりがひとつ。それは、部屋のカレンダーの各月に東京の橋の名前が書かれている点。
それを聞いた刑事・加賀は動揺します。
本作は小説が原作。シリーズ物の10作目にあたるようです。
恐らくは、これまでに加賀の過去について触れられていたのではないかと思います。
小説を読んでいなくても理解できるように作られてはいますが、読んでいると恐らくもっと面白く観れたのかな、と感じました。
過去や現在などひとつひとつのピースがうまくはまっていき、ストーリー的には大変おもしろいです。
ただ、音楽の演出が大変いただけない。
「ここは泣くシーンですよ」と言わんばかりにドラマティックなBGMがはいったりします。
切ないシーンを熱演している出演者の演技も、これでは台無し。
ストーリーがいいだけにBGMの使い方が惜しいです。
タイトルは最後に回収されます。
加賀が辿り着いた真実が切ない作品です。