祈りの幕が下りる時
滋賀県に住む女性が東京都葛飾区で殺され、松宮(溝端淳平)ら警視庁捜査一課の刑事たちが担当するが、捜査は難航する。やがて捜査線上に女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)の存在が浮かび上がり、近くで発見された焼死体との関連を疑う松宮は、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が記されていることを発見する。そのことを知った加賀恭一郎(阿部寛)は心を乱し……。
物語はある女性の死体が発見されたところから始まります。その現場には、主人公・加賀との繋がりが示されるあるものが…。母との繋がりを示すこのあるものをヒントに事件を紐解いていきます。 この映画は小説が原作で、前作の「麒麟の翼」に続くシリーズ10作目が映画化されたものです。 事件の謎が混乱し、そのつながりが示唆される中、ある推測が生まれます。それが事実であると分かったとき、物語は大きく真実に近づきます。 最後にはこれまでの容疑者の悲しくも親子の愛が描かれている過去から現在までが振り返られています。きっかけとなった出来事を基点に、親子は別々に引き裂かれながらもひっそりと幸せを感じていましたが、嘘を積み重ねることにより最後まで親子の愛を引き立たせるのでした…。 何気なく見た作品でしたが、一度見ると見返したくなり、じわじわと後から考えさせられる作品でした。親にとって子どもは命を懸けででも守りたいもの。そして子どもも、小さいときの記憶は消えることなく、親孝行したいと考えるもの。それを具現化した作品ではないかと思いました。
あるアパートで発見された腐乱死体。 しかし、それはその部屋の持ち主ではありませんでした。 不可解な手がかりがひとつ。それは、部屋のカレンダーの各月に東京の橋の名前が書かれている点。 それを聞いた刑事・加賀は動揺します。 本作は小説が原作。シリーズ物の10作目にあたるようです。 恐らくは、これまでに加賀の過去について触れられていたのではないかと思います。 小説を読んでいなくても理解できるように作られてはいますが、読んでいると恐らくもっと面白く観れたのかな、と感じました。 過去や現在などひとつひとつのピースがうまくはまっていき、ストーリー的には大変おもしろいです。 ただ、音楽の演出が大変いただけない。 「ここは泣くシーンですよ」と言わんばかりにドラマティックなBGMがはいったりします。 切ないシーンを熱演している出演者の演技も、これでは台無し。 ストーリーがいいだけにBGMの使い方が惜しいです。 タイトルは最後に回収されます。 加賀が辿り着いた真実が切ない作品です。
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