ギャグもバトルも両方楽しめる
2021年1月25日 10時53分
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総合評価:
4.0
銀魂の原作マンガはきれいめなキャラクターデザインと、そこから想像もつかないようなくだらないギャグの落差が面白いのですが、この映画はその落差がしっかり再現されていました。
小栗旬も菅田将暉も、「銀魂」が好きで演じているんじゃないかと思わせるくらいノリノリ。ギャグシーンではいつもの彼らとは想像もつかないような表情をみせてくれます。そのほかの脇役の面々も、有名な俳優さんがずらり。この人にこんなことをさせて大丈夫なの?といいたいくらい、思う存分ギャグシーンがさく裂します。
その一方で、バトルのシーンは本当に迫力があり、小栗旬の殺陣もすばらしかったのですが、特に神楽ちゃんを演じた橋本環奈が想像以上に「最強の女の子」を演じられていたと思います。
また、唯一と言っていいほどギャグっぽさがないキャラクター伊藤鴨太郎を演じた三浦春馬の姿も、すばらしかったです。悪役としてのすがすがしいまでの憎たらしさもあり、その陰に秘められた哀愁もあり。複雑な人格の人物をリアルに演じきって、物語に深い感慨を加えてくれています。