良質ホラー作品
このレビューにはネタバレが含まれています
2026年8月21日 11時51分
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総合評価:
5.0
低予算の世界的大ヒットホラーとして話題になっていたので鑑賞。
チープな「まじない」によって願い(恋愛成就)は叶うが、その影響でどんどん最悪な方向に向かっていく「笑ゥせぇるすまん」のようなストーリー。
なんかストーリーが予想通りだとか、ありきたりだとか、そんな感想も少し散見されたが、その指摘は完全なお門違い。
見るべきところはそこではなく、このありがちな設定をいかに面白く、今までにない新しい切り口で語れるかが重要であり、本作はその部分を見事にクリアしている良質なホラー映画だと思う。
まず触れたいのは、ニッキー役の女優さんの熱演。
通常時のかわいさと豹変時の狂気的な演技は、オスカー候補になっても良いくらい本当に素晴らしい!
この映画の成功は、ニッキーを演じたインディ・ナバレッテさん(今回初めて知った)のルックス含めた演技力がかなり大きいと感じた。
もちろん、ベア役のマイケル・ジョンストンさん(同じく初めて知った)のヘタレキャラもとても良かった。
言われているとおり、ニッキーの顔が完全に影になって表情が見えない演出は、Jホラー的で不気味さが最高に増している。
ニッキーの狂気も、時にやりすぎで笑えるのも良い。
やっぱり良いホラー映画はちゃんと笑わせてくれる。
また、この手の映画にはめずらしく、人格を乗っ取られてしまったニッキー側の視点(感情)が随所に描かれているのも面白い。
それによって、途中から「これってベアの悲劇ではなく、ニッキーの悲劇だよな」って思えてくる。
ちゃんと怖くて、笑えて、さらに「愛とは何か?」をしっかり考えさせられる、本当に良質なロマンス✕ホラーだった。
低予算で世界的大ヒットなのも納得です!!