捻りはないがサクッと楽しめるシチュエーションスリラー
2021年2月6日 23時45分
役立ち度:0人
総合評価:
3.0
壁や床一面がビニールシートで覆われた部屋の真ん中に調理台が一台。その上には一本の肉切り包丁。ホラーという以外は何の前知識もなく本作を見始めた私は、このシーンで、えっ!これスプラッターなの?!と身構えちゃいました。まぁスプラッターと言えばそうなのかも知れませんが、想像していた程の残酷さはなく、結果的には良い具合のグロさで楽しめました。
軟禁状態で男女7人が生き残りをかけて殺し合う、というありがちな設定ではあるんですが、何も考えずにサクッとスリルを楽しむには、こういうシチュエーションスリラーって重宝しますね。
決して幽霊ものではないんですけど、暗い校舎ってだけでそっちも警戒しちゃって、トイレのシーンとかちょっと怖かったです。演出的にはそういう狙いはないのかも知れませんけどね。
この映画、全体を通してそこまでハラハラしたり驚かされたりってことはないんですが、キャバ嬢アカネとおとなしめの女の子ユミがもみ合った時に起こったある出来事だけはかなり衝撃でしたね。一瞬みんながフリーズして「えっ?!」ってなる瞬間なんですが、こっちも一緒にフリーズしました(汗)。
7人が集められた理由のタネ明かしについては批判的な意見もあるようですが、私はとりあえず答えが分かってスッキリした~、って感じで気持ちよく見終えました。
イメージワード
- ・不気味
- ・恐怖
- ・不思議
- ・絶望的
- ・知的
- ・勇敢
- ・パニック