「メーデー」ファンにもおすすめのコメディです
このレビューにはネタバレが含まれています
2021年5月18日 21時42分
役立ち度:0人
総合評価:
4.0
私は実は飛行機が苦手。
落ちた時を思うと……なのですが、本作はそんな飛行機が舞台です。
ANAの全面協力があったのか、機体や関わる人々の制服もANAのもの。
ホノルル行きのある便が主軸になっています。
飛行機は苦手なのですが、なぜかナショナルジオグラフィックの「メーデー」は好きで、よく観ていました。
ところどころ細かい演出があり、その辺りがよかったです。
例えば、出発前の整備をしていた若手整備員。
彼はなんとなくで整備道具を機体に置くのですが、先輩から叱責されます。
「なんとなく」置いて、そのまま忘れて離陸したら大変なことになりますからね。
また、機長と副機長が同じ食事は食べないというのも面白かったです。
食中毒が発生したときに大変だからだとか。
他にもバードストライクなど、小ネタがたくさん。
ひとつの飛行機を飛ばすためにどれだけの人々が関わっているかを楽しく観れるコメディテイストなのもいいです。
先に挙げた小ネタは後に伏線になってくるので、要注意。
機長の原田が厳格ながらもかっこよく、機長になるための訓練を受ける鈴木の脱力感もみどころ。
コメディではありますが「メーデー」ファンにもおすすめです。