ホラーと思って観ない方がいいです。
このレビューにはネタバレが含まれています
2020年9月2日 18時15分
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総合評価:
4.0
白石監督お得意のB級ホラーです。
タイトルから分かる通り、かなり「遊んでいる」作品ですね。
私は白石監督の作品が好きなのですが、こういったB級さがとても魅力だと感じています。
Jホラーの金字塔「リング」と「呪怨」に出てくる貞子と伽椰子が出てくるのですが、その過程が面白いです。
特に貞子の方はVHSの再生機をとある学生が手に入れる必要があり、中古で買ったそれの中に入っていたというのがいいです。
やはり「呪いのビデオ」ですからテープの方が合っていますし、現代でVHSのビデオテープを観る必要性への誘導がうまいと思いました。
「VS」なので「なんのことやら」と思われるこのタイトル。
貞子の呪いを受けた人物と、伽椰子の呪いを受けた人物。
胡散臭い(誉め言葉)霊能者の提案で「バケモンにはバケモンをぶつける」という作戦が練られます。
相殺作戦、というわけでありますが……。
しかし事はとんでもない方向に向かってしまいます。
そして終わり。
「ちょっと待って、どうなるのこれ!?」という観客置いてきぼり感がかなり好みが分かれるかと思います。
私はそうくるだろうと思っていたので楽しめました。
ホラーと思って観ると少しつまらないと思うかもしれません。