約束のネバーランド
「グレイス=フィールドハウス」という児童養護施設でママと呼ばれるイザベラのもと、幸せに暮らしていたエマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)は、里親に引き取られる年齢になり外の世界で生活することを望んでいた。ある日、施設を出るコニーに忘れ物を渡そうと近づいてはならない門に向かったエマとノーマンは、コニーが鬼に献上する食料として出荷されるのを目撃する。ここは鬼のための食用児を育てる施設だった。
漫画やアニメの実写化となるとまずはそのキャスティングが大きなポイントになる。 特に主人公が子供の場合、原作を重視するなら上手い子役を見つけてくるべきなんだろうけど、主役を張れるほどの子役はそうそういるもんじゃないし、無名の子を使うのはリスクもデカイ。 そうなると集客が出来そうななるべく若い俳優を使うしかない。なので主人公の設定が中学生から高校生に改編されたりすることはよくあること。 今作においても主演の浜辺美波を例に挙げれば原作では12歳の役を映画では16歳に引き上げ、それを当時19歳の浜辺が演じるといった具合だ。 その他にも幅広い年齢の子供達が沢山出てくる作品なわけだから、より難しいことになるかと思っていたら、小さい子の世話をする年長組であるメインキャスト達という構図が、逆にその年齢のギャップを感じさせないという効果を発揮していて違和感を感じさせない。どちらかと言うと、原作に近づけようとするビジュアル表現(髪の色とか)の方が違和感だ。 数少ない大人キャストについては、イザベラ役の北川景子は原作の時点で当て書きしてたんじゃないの?って言うくらいその美しさから垣間見える恐ろしさがハマってた。 そして、ある意味今作一番のキャラ改変されていたクローネ役の渡辺直美だが、原作と全然違う!全然違うんだけど…なんなんだこのハマりっぷりは! 独特の変人的要素や濃すぎる動きなどが、渡辺のキャラとハマってるから、ビジュアル面を原作に一切寄せていない唯一のキャラなのに…、本来子供達を凌駕する身体能力のあるキャラなはずなのに…、その動きが渡辺直美にしか観えないはずなのに…、もうクローネ役に渡辺以外の配役はあり得ないと思わせてしまう力技!見事でした!! そんな中、唯一残念というか最後まで違和感を拭いきれなかったのが、レイ役の城 桧吏くん。 コチラは16歳の役を14歳がやってるわけだから、なんなら浜辺美波よりハマっててもよさそうなのに、いかんせん城くん本人が幼すぎた。声変わりしきってないしなにせ舌っ足らずなとこが、一番大人びたクールなレイ役には合わない。 だったら、感情を出して声を荒げるという演出をもっと減らすとかしていたら、もう少しレイに見えたかもしれない。残念でした…。 もし続編を作るなら早く撮影しないと城くん成長しちゃうぞ。 とまぁ、主にキャストについての感想でしたが、全体的に原作にかなり近かったこともあり、十分楽しめました。 ストーリーは間違いなく面白いんだから、アニメや漫画を見ない人にその面白さを観ていただきたい作品でした。
このレビューにはネタバレが含まれています
↓↓みんなが読んでいる人気記事↓↓
→【2024年】動画配信サービスおすすめランキングに注意!人気を無料や利用者数、売上で比較!徹底版
→【すぐわかる】動画配信サービスおすすめランキング【忙しいあなたへ】人気を無料や利用者数、売上で比較!簡易版
→映画のレビューを書くと、あなたの好みの映画が見つかります!
✅映画解説 ✅口コミ ✅映画の豆知識・トリビア ✅ネタバレありなし考察 ✅どの配信サービスで見られるか 映画に関するあれこれが、この1サイトでぜーんぶ出来ます。